解像度とトーン

September 17, 2021

データチェック中に気付いたんだけどクリスタの50線の線トーン(45度)がちょっとおかしい。60線10%より50線10%の方が細くなる。そんなことある?色々調べた結果解像度が足りない(600dpi)からで1200dpiだと普通らしい。今こんな感じ。

dpiは1インチあたり何ドット入るかで決まるので600dpiは1インチ(25.4mm)あたり600px。トーンの線数も1インチの幅に網点が何個入ってるかで決まるので60線なら1インチあたり60個の点ないし線が入ってることになる。濃度は1インチ四方の中の色のついた面積の割合なので線トーンの場合、

600dpi
60線10%: 600px中60個の網点並んで全体の10%が黒い(@10px, 太さ1px)
50線10%: 600px中50個の網点並んで全体の10%が黒い(@12px, 太さ1.2px)

1200dpi
60線10%: 1200px中60個の網点並んで全体の10%が黒い(@20px, 太さ2px)
50線10%: 1200px中50個の網点並んで全体の10%が黒い(@24px, 太さ2.4px)

小数点以下の処理がどうなるか分かんないけどトーンは細かいので600dpi程度だと多少線数を変えたところで画面上変わったように見えないということらしい。余程のことが無ければ60線で管理するのが現実的なのかな。でも50線10%は600px中50個の網点並んで全体の10%の割合で黒くなるはずなのでやっぱり60線より細くなるはずないしもう分からん。斜めの演算がバグってるのかな。

なおグレースケールの場合は印刷所によって出力線数が違うので(133〜175線?)また違う問題が出てくる。FMスクリーンとかもあるし…。印刷難しいよ。でもそんな気にすることもないのかもしれない。


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